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象の鼻パーク [公園]

象の鼻公園2009.09J.Yama41.JPG
横浜の港は、日本の経済発展と呼応するように拡大・変質した。
今では、僕らが車で渡る、街の遥か沖にあるベイ・ブリッジのさらに沖まで港は広がっている。
今年の3月に初来航した< Queen Mary 2 >は、この橋をくぐれない。ファンネル(煙突)があたるそうだ・・街の一部とも言える「大桟橋」には、入ってこられないのである。
東京港のレインボー・ブリッジは、もう少し小さい< QE2 >でさえくぐれない。

「港」は「 氵(さんずい)」に「 巷 (ちまた)」と書く。海に街がはみ出た場所を言う。そこには、「船」「海の外の国々」「人」と「生活」にまつわる様々な「施設」や「物語り」が混在して、人々を魅了して止まない『大人の魅力』を放っている。
数字として定量化できないその街の「雰囲気」、「イメージ」、「テイスト」とは、『目に見えるもの』としての自然や施設と、『記憶された』沢山の物語りが3次元・・いや時間を加えた「4次元」で『醸造された価値』なのかも知れない。

横浜の港は、横浜球場のある「横浜公園」から海に向って延びる「日本大通り」のつきあたりに作った港湾施設を原点とする。幅の広い道の両側にはまだまだ古い建物が残る。
当初、船が着く桟橋は、ある距離を置いて右と左に1本づつ作られた。その後、2本の桟橋に挟まれる水域の静穏性を高めるために右側の桟橋から横に防波堤を伸ばし、先端をくるっと丸めた。
その形は、浜っ子の目に象の鼻のように見えたのだろう。それ以降、この波止場は「象の鼻 波止場」として親しまれてきた。

港には船から荷を揚げる機能が必要な故、生まれながらに持つ幾つかの困った問題がある。
◇「船の大型化」や「物流の発達(コンテナ化等)」により、施設が老朽化というよりも時代にそぐわなくなり、使えなくなる問題
◇その「使えない施設」は古くからそこにあるが為、街の中心部に位置していることの問題
◇「使われない空間」が海と巷を隔離させてしまう問題・・等々

「象の鼻 波止場」は、どうなったのか・・・・

開港150年を機に、横浜は、この使えない施設・空間を『公園』として、新しい役割を「象の鼻」に与えた。
緑の芝生や臨港鉄道の古い高架が低く公園を横切り、その上は歩道になっている。
右手前方に「大桟橋」に体を休める大型客船を望むこともできる。左手前方に税関の施設であった「赤レンガ倉庫」も見える。晴れた日には、多くの人々がこの公園を歩き、たたずみ、横になる。


なんとも美しい



象の鼻公園2009.09J.Yama85.JPG

石の割り方の違いが美しい・・


象の鼻公園2009.09J.Yama106.JPG

象の鼻の先っぽ。「くるくるっと」している。


象の鼻公園2009.09J.Yama04.JPG


象の鼻公園2009.09J.Yama137.JPG


象の鼻公園2009.09J.Yama80.JPG


象の鼻公園2009.09J.Yama149.JPG

公園の街側に横浜税関が見える。


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コメント 4

cjlewis

航空機の時代になり、船の役割のメインは大型輸送になってきた、
ってことですね。
でも、無機質な空港に比べ、遥か水平線を望むことのできる港は、
身近にロマンを感じられる場所である気がします。
こういう場所を整備して、市民に開放するのは、
税金の正しい使い方のような気がします。
by cjlewis (2009-09-28 23:01) 

esme

>cjlewisさま
空港は、街から離れた場所にあるものが多く、機能としては大変便利なんですけど・・「港街」ってなにかロマンがありますよね。
「象の鼻」というネーミングも気にかかっていて、よく見てみたいと思っていました。わたしの「お気に入りの場所」が一つ増えました。
by esme (2009-09-29 21:36) 

21世紀中年

ぜったい写真の腕が上がってる…。あるいはカメラを使いこなしてきたのか…。
by 21世紀中年 (2009-10-01 16:40) 

esme

>いや、いや、いや、なんだかは・ず・か・し・い・・・デス
by esme (2009-10-01 18:40) 

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